2009年2月24日火曜日

追憶型エクスペリエンス

タイトル的にはなんかものものしいのですけれど、ものすごく端的に言ってしまうと

なぜ、海の家の焼きそばやラーメンは美味しいのか?

という一文がしっくりと来ると思うのです。


スキー場で食べるカレーライスであったり、お祭りの屋台で食べるたこ焼きなんかもそうなのですが。

それらの味って言ってしまえばそれほどまでに美味しいというわけじゃないと思うんですよ。
もちろん、お店の方はコストも考えた上でなるべく美味しいように努力はしてくれるのですが。

それでも、ラーメンなら本格的な行列ができるようなお店のラーメンのほうが美味しい。

なら、なんでそういったものを美味しいと感じるのか。
旅行やバカンスなんていった楽しい思い出なんかが付随していくのかもしれません。
そこにはきっと何らかのエクスペリエンスがあるのだと思うのです。


たとえばそれは失恋のときに聞いた曲を聴いて悲しくなるように、ネガティブな方向に働くこともあれば、

クリスマスソングを聞いただけでプレゼントがもらえたときのようにうきうきとポジティヴな方向に行くこともあると思うのです。

僕たちはきっと日常生活の中で様々な体験をしているわけですが、現在進行形で進む一連の体験の中に何か別の流れの体験がある気がしてなりません。

その一つがタイトルであげたような追憶型エクスペリエンスなのかなと思った次第です。

ただひとつ気になるのは、海の家のラーメンは、最初に食べたときに美味しいと感じていたのだろうかということです。

とりとめもないですがこのへんで。